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ウレタンシンナーの種類 まとめ

ウレタンシンナーはウレタン塗料の希釈、洗浄を目的とした製品です。
ウレタン塗料には大きく分けて一液型と二液型があります。一液型も二液型もウレタン樹脂(主剤)とイソシアネート類(硬化剤)が反応して塗膜を形成します。
一液型では主に湿気硬化型、ブロック型、油変性型などがあります。
ニ液型はヒドロキシ成分とイソシアネートを別々の容器に保存しておき、塗装前に二液を混合させて反応硬化ものがあります。
ウレタンシンナーは一液型、二液型どちらにも使用可能です。

 

特徴

商品名 特徴

NTXウレタンシンナー

トルエン・キシレンを含まないウレタンシンナー。 乾燥性別3タイプあり。

U-500ウレタンシンナー

木工用。乾燥が早く、溶解力が強い。乾燥性別3タイプあり。

U-400ウレタンシンナー

外装用標準品。乾燥性別3タイプあり。

USウレタンシンナー

工業用の標準品。乾燥性が遅い。

UWウレタンシンナー

USウレタンシンナーの乾燥性が早いタイプ(冬用)。

№8ウレタンシンナー

USウレタンシンナーより遅乾タイプ。

塗料用シンナーA

弱溶剤系塗料向け。ターペンで溶ける塗料専用。

Uノンブラッシング

カブリ止め剤、遅乾剤。

UノンブラッシングPM

Uノンブラッシングより遅乾タイプ。

※3タイプとは、季節により乾燥性を調整したS(summer、夏用)、M(middle、春秋用)、W(winter、冬用)の3種類があります。

※この他にも様々なグレードがあります。詳しくはお問い合わせください。

 

ノンブラッシングとリターダーシンナー

ウレタンシンナーは、高湿度の状況下では水分を吸収し、通常よりも揮発が遅れ、塗膜形成がうまく行われないことがあります。
(このことを「カブリ」ということがあります)
このような場合、ノンブラッシングという、カブリ止め剤を少量添加することによって、回避することが出来ます。

また、高気温の状況下で表面がゆず肌のようになることがありますが、これは乾燥が速すぎて起こることがあります。
このような時にはリターダーという、乾燥を遅らせる溶剤を添加することで解消可能です。

まとめると、ノンブラッシングとリターダーの違いは以下です。
ノンブラッシング=乾燥を早めるための液剤
リターダー=感想を遅くするための液剤

 

ウレタン塗料の希釈剤(シンナー)の選び方

ウレタン塗料にはイソシアネートという硬化剤を使用して効果するものがあります。
イソシアネートを含む(使用する)ウレタン塗料のシンナーにはアルコールやアセトンなど吸水性のある溶剤は使用できません。
ウレタン塗料は反応硬化をして塗膜形成しますが、水分が有ることにより反応硬化出来なくなるため、アルコールやアセトンなどの吸水性のある溶剤を使用していると、硬化不良の原因となります。

近年、建築塗料ではターペン(塗料用シンナー)可溶の一液型ウレタン塗料が多く使われるようになっています。
ただ、通常の塗料用シンナーでは希釈が充分出来ない塗料もあり、この場合は溶解力を上げたタイプである塗料用シンナーAをお勧めします。

 

シンナーの種類

弊社では他に以下のシンナーを製造販売しております。

名称 特徴
ラッカーシンナー ラッカー塗料の希釈・洗浄用。脱脂洗浄にも使用可能。
アクリルシンナー アクリル樹脂塗料の希釈・洗浄用。
ウレタンシンナー ウレタン塗料の希釈・洗浄用。
エポキシシンナー エポキシ塗料の希釈・洗浄用。
メラミンシンナー メラミン塗料の希釈・洗浄用。
NTXシンナー トルエンやキシレンを非含有のシンナー。
NTXエコシンナー 有機則、特化則に非該当な環境対応型シンナー。

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