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環境対応型製品

鋼構造物用水系塗膜剥離剤 リペアソルブSシリーズ

リペアソルブSシリーズは鋼構造物の塗膜を剥離するための環境対応型の水系塗膜剥離剤です。鋼構造物(橋梁、歩道橋、水門、水管橋等)の旧塗膜には鉛やPCBといった有害物質が含まれていることがあり、塗装塗替え時には旧塗膜を剥離させることがあります。有害物質を含んだ旧塗膜を剥離する際には、有害物質を飛散させず剥離させることが必須であり、剥離剤を使用した湿式剥離工法が用いられます。

 

グレード

以下はリペアソルブSシリーズのグレードをまとめています。
スマートフォンの場合、右にスクロールするとそれぞれの製品の概要を確認することができます。
各グレードには個別ページへのリンクがございますので、製品の詳細はそちらで確認してください。

グレード 系統 消防法 外観 特徴
リペアソルブS 水系 非該当

乳白色

あらゆる鋼構造物の塗膜剥離に対応可能。汎用品。
リペアソルブS-2 ベンジルアルコール非含有タイプ。

※リペアソルブSシリーズは有機溶剤中毒予防規則(有機則)、特定化学物質障害予防規則(特化則)に非該当な環境対応型剥離剤です。

NETIS(国土交通省 新技術提供システム)登録済

リペアソルブS工法としてNETIS(国土交通省 新技術提供システム)登録済
NETIS登録番号:CB-170013-VE
詳しくはNETISサイトをご覧ください。

リペアソルブS工法 NETIS登録済

 

塗膜剥離剤ガイドライン準拠品

国土交通省/土木研究所 土木鋼構造物用塗膜剥離剤ガイドライン(案)改訂第2版 準拠品

リペアソルブSは土木鋼構造物用塗膜剥離剤ガイドライン(案)改訂第2版に準拠した製品です。
土木鋼構造物用塗膜剥離剤ガイドライン(案)改訂第2版(出典:土木研究所)

 

用途

鋼構造物(橋梁、歩道橋、水門、水管橋、水圧鉄管、タンク、鉄塔などのあらゆる鋼構造物)の塗膜剥離
※鉛・PCB含有塗膜にも対応

 

リペアソルブS工法は塩素系剥離剤工法やブラスト工法などの代替工法として使用できます。
・塩素系剥離剤と比較し、有害性が低く、低臭である。
・ブラスト工法と比較し、塗膜が飛散する恐れがなく、塗膜を湿潤化して剥離が可能。

リペアソルブS 塗膜が湿潤化している様子

 

特長

リペアソルブSシリーズは全て、有害性が高く発がん性のあるジクロロメタンを使用していないため、環境にやさしい塗膜剥離剤です。また、水系剥離剤のため、安全に取り扱うことが可能です。
リペアソルブは高粘度のため、液だれしにくく、刷毛やローラー、エアレス吹き付け等による施工が可能です。
一定時間置くことで、塗膜に浸透して塗膜を湿潤させるため、鉛・PCB等含有塗膜に対して高い剥離効果を発揮します。
 

環境対応型で強力剥離

ジクロロメタン非含有でありながら、あらゆる塗料に対して効果があり、強力に剥離することができます。

極めて低臭

溶剤臭がほとんどしないため、作業者に優しく、周辺環境に配慮した作業ができます。

非危険物

消防法上の非危険物なため、火気や静電気による火災事故を防ぐことができます。

経済性に優れる

ブラスト工法などに比べ、鉛やアスベストなど、有害物質を含む塗膜ダストの飛散対策が容易で、人件費や二次設備費を圧縮できます。また、リペアソルブS自体も、水系剥離剤としては安価で、荷姿も豊富です。

液ダレしない高粘度タイプ

液ダレしないよう、適度な粘度があるため、刷毛塗りやスプレー吹きに適しており、安全に作業ができます。剥離カスが散ることもありません。

 

使用方法

剥離剤塗布前準備

水系塗膜剥離剤 リペアソルブS 使用例方法01

塗布面に付着している泥・苔・鳥の糞などを除去して下さい。汚れた状態は、剥離剤の浸透を妨げ、剥離不良につながります。

剥離剤(リペアソルブ)塗布

水系塗膜剥離剤 リペアソルブS 使用例方法02

旧塗膜の上からスプレーガン、ローラー、刷毛等を使用し、剥離剤を塗布します。

時間をかけて、剥離剤が浸透

水系塗膜剥離剤 リペアソルブS 使用例方法03

一定時間放置する。剥離剤が徐々に塗膜に浸透していきます。
※放置時間については、こちらを参照してください。

塗膜が軟化・湿潤する

水系塗膜剥離剤 リペアソルブS 使用例方法04

化学反応により塗膜が軟化湿潤した状態になります。

塗膜剥離作業

水系塗膜剥離剤 リペアソルブS 使用例方法05

スクレーバー等で剥ぎ取ると湿潤したシート状に回収できます。

残留物の除去・素地調整

水系塗膜剥離剤 リペアソルブS 使用例方法06

剥離剤の残留物などがある場合、乾いたウエスなどで拭き取ります。その後、素地調整を行い塗装して下さい。

 

標準施工条件

塗装系 気温・湿度 標準塗布量 剥離可能
塗膜厚
膨潤・軟化
時間(20℃)
A塗装系 フタル酸樹脂塗料 気温5℃以上
(10℃以上を推奨)
湿度85%以下

(結露時は施工不可)

1回の
塗布につき
0.5~1.0kg/㎡

500
㎛/回
18時間
以上
B塗装系 塩化ゴム系塗料
C塗装系 ポリウレタン樹脂塗料
フッ素樹脂塗料
24時間
以上
D塗装系 タールエポキシ樹脂塗料

 

対象塗膜

軟化しやすい塗膜 軟化しにくい塗膜 軟化しない塗膜 その他
鉛系錆止め剤
フェノール樹脂MIO塗料
エポキシ樹脂MIO塗料
長油性フタル酸樹脂塗料
塩化ゴム系塗料
タールエポキシ樹脂塗料
エポキシ樹脂塗料
長ばく型エッチングプライマー
有機ジンクリンチペイント
鉛丹錆止め塗料
厚膜型エポキシ樹脂塗料
ポリウレタン樹脂塗料
フッ素樹脂塗料
ガラスフレーク入り塗料
無溶剤型塗料
無機ジンクリンチペイント
無機ジンクリンチプライマー
さびや黒皮(ミルスケール)は除去できない。

 

環境法令

法規制 リペアソルブS リペアソルブS-2 従来タイプ
(塩素系剥離剤)
有機溶剤中毒予防規則 非該当 非該当
特定化学物質障害予防規則 非該当 該当
消防法 非該当 非該当
化管法(PRTR制度) 非該当 該当

廃棄物処理法※

産業廃棄物 特別管理
産業廃棄物

※産業廃棄物処理法は剥離剤単体を廃棄した場合の区分です。

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