製品一覧 PRODUCTS
ラッカーシンナーはラッカー塗料(主成分:ニトロセルロース)の希釈、洗浄を目的とした製品です。
工業用途ではラッカー塗料の希釈・洗浄の他に、脱脂洗浄やインキ、接着剤の希釈・洗浄用途にも使用されます。
汎用的なラッカーシンナーは安価で、速乾性があり、作業効率が良いことが特長です。
一方で主成分に有害性の高いものが多く、臭気も強いため、用途によって他製品に代替検討されることがあります。
各種グレード
商品名 | 特徴 |
NTXラッカーシンナー | トルエン・キシレンを含まないラッカーシンナー。 |
№100ラッカーシンナー | №5000よりも更に溶解力が高い。 |
№5000ラッカーシンナー | 溶解力が強く、乾燥が速い。 |
RA-50ラッカーシンナー | RA-60ラッカーシンナーよりも溶解力が高い。 |
RA-60ラッカーシンナー | 標準品・溶解力も良く、比較的安価。 |
2石ラッカーシンナー | 消防法第2石油類で乾燥の遅いタイプ。指定数量が第一石油類の5倍(1000L)。 |
№2010ラッカーシンナー | ラッカーシンナーの中では、臭気のやさしいタイプ。 |
SS-5ラッカーシンナー | 再生原料を使用した安価なタイプ。 |
RS-5ラッカーシンナー | 洗い油を回収し、再生した製品。 |
ノンブラッシング | 高湿時のカブリ止め剤。 |
リターダーシンナー | 高気温時の遅乾剤。 |
※この他にも様々なグレードがあります。詳しくはお問い合わせください。
ノンブラッシングとリターダーシンナー
ラッカーシンナーは、高湿度の状況下では水分を吸収し、通常よりも揮発が遅れ、塗膜形成がうまく行われないことがあります。
(このことを「カブリ」ということがあります)
このような場合、ノンブラッシングという、カブリ止め剤を少量添加することによって、回避することが出来ます。また、高気温の状況下で表面がゆず肌のようになることがありますが、これは乾燥が速すぎて起こることがあります。
このような時にはリターダーという、乾燥を遅らせる溶剤を添加することで解消可能です。まとめると、ノンブラッシングとリターダーの違いは以下です。
ノンブラッシング=乾燥を早めるための液剤
リターダー=感想を遅くするための液剤
ラッカーシンナーの種類
ラッカーシンナーは各メーカーが独自の配合で用途別に製造しており、ラッカーシンナーの種類としては少なくとも1000種類以上あります。
ラッカーシンナーには一般的にトルエン、キシレン、酢酸エチル、酢酸ブチル、メタノール、ノルマルブタノール、IPA(イソプロピルアルコール)、アセトンなど様々な溶剤が使用されており、溶解力が高く、強溶剤系塗料の希釈剤として使用されます。
ラッカーシンナーの成分や配合量を確認するには、SDSを参照してください。
同等品、相当品のお問い合わせは弊社お問い合わせフォームからお問い合わせください。
強溶剤系塗料と弱溶剤系塗料
ラッカーシンナーは強溶剤系塗料の希釈・洗浄液です。弱溶剤系塗料に使用すると、塗料がうまく溶けない症状が発生します。
画像付きで説明しておりますので、「シンナーについて①」の記事を参照してください。
強溶剤と弱溶剤とは?
強溶剤とはトルエンやキシレン、アセトン、MEK(メチルエチルケトン)、酢酸エチルなど樹脂溶解力が高い溶剤のことを言います。
強溶剤系塗料とは、溶解力が強いこれらの溶剤を溶媒とした塗料のことです。
一方、弱溶剤とはターペン(別名:ミネラルターペン、ミネラルスピリット)や灯油など樹脂溶解力があまり高くない溶剤のことを言います。
弱溶剤系塗料とは、溶解力が弱い上記の溶剤を溶媒とした塗料です。
弱溶剤系塗料の希釈剤は、一般的には塗料用シンナー、ペイントうすめ液、塗料うすめ液などの名称で販売されています。
シンナーの種類
弊社では他に以下のシンナーを製造販売しております。
名称 | 特徴 |
ラッカーシンナー | ラッカー塗料の希釈・洗浄用。脱脂洗浄にも使用可能。 |
アクリルシンナー | アクリル樹脂塗料の希釈・洗浄用。 |
ウレタンシンナー | ウレタン塗料の希釈・洗浄用。 |
エポキシシンナー | エポキシ塗料の希釈・洗浄用。 |
メラミンシンナー | メラミン塗料の希釈・洗浄用。 |
NTXシンナー | トルエンやキシレンを非含有のシンナー。 |
NTXエコシンナー | 有機則、特化則に非該当な環境対応型シンナー。 |
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