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【特設】コロナウイルス関連
2024.11.19
消毒用IPA(イソプロピルアルコール)と工業用IPA(イソプロピルアルコール)の違い
目次
新型肺炎、新型コロナウイルスの影響で、弊社にも沢山の有機溶剤に関するお問い合わせをいただきます。「エタノール」は日常生活の中でも時折名前を聞くことがありましたが、IPA(イソプロピルアルコール)は今回のコロナウイルスの影響で初めて聞いたという人も多いのではないでしょうか。
今回は数あるお問い合わせの中から最も多かった「消毒用IPAと工業用IPAの違い」についてお話します。
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消毒用IPA(イソプロピルアルコール)
消毒や殺菌に使用されるIPA(イソプロピルアルコール)は、日本薬局方に沿った確認試験を行い、医薬品として製造されているものです。逆に、そのような試験を通過していないものは、医薬品として「消毒」や「殺菌」ができると謳うことができません。
例えば、食品の分野で考えるとわかりやすいかもしれません。誰でも無許可で販売ができてしまったら、食品衛生に関する知識や設備がない環境で作られたものによって食中毒がおきたり、異物混入が発生したりする可能性が非常に高くなってしまいますので、現在は規模にかかわらず保健所の営業許可が必要です。それと同じで医薬品も、医薬品として販売して大丈夫かしっかり試験をしたものしか販売できません。それによって消費者の方々の安全が守られています。
医薬品を販売する際は、薬剤師が製造管理をしなければならない決まりがあり、販売にも製造にも免許が必要です。
厚生労働省の、感染症法に基づく消毒・滅菌の手引きでは、IPAに水を加え70vol%にしたものを消毒剤として使用するよう記載があります。
工業用IPA(イソプロピルアルコール)
工業用IPA(イソプロピルアルコール)は、JISK1522や各メーカーが独自に定めた規格試験を行ったIPAです。
工業用IPAは洗浄や塗料の希釈などに使用され、有機溶剤中毒予防規則の第2種有機溶剤に該当する溶剤ですので、IPAを使う業務に従事する方は有機溶剤使用者専用の健康診断などが必要になります。もちろん使用時は保護具を付け、換気設備を整えた上で使用してください。
消毒用IPAと工業用IPAは同じなようで違う
工業用IPAは、製品試験や関わってくる法律、製品保証が消毒用IPAとは異なりますので、消毒用途に工業用IPAを使用すると、せっかく健康のために消毒しようと思っても逆にその身が危険に晒されるおそれがあります。
使用の際は必ず製品の正しい用途で使い方のルールを守ってご使用ください。
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消毒用IPAと工業用IPAの違いに関する質問
※2024年11月19日更新
以前、ページのコメントに寄せられた疑問・質問とその回答をご紹介します。
(※一部編集・抜粋しております)
質問No.01~10
※「▼」をクリックすると質問が表示されます。
ipaを会社で使っているのですが、使うときには換気など一切されていない部屋で使っております。
具体的にどのような健康被害がでるのか教えていただきたきたいです。
空気中にどの程度IPAが漂っている環境なのかにもよります。(IPAの使用量やお部屋の広さなど)
濃度にもよりますが吸入するごとによってお酒に酔ったような感じになりますので、換気は十分行ってください。火気にも十分注意してください。
普段消毒用イソプロを使っていますが、現在全く手に入りません。
工業用イソプロならまだ在庫があるようなのですが、工業用イソプロを精製水で希釈して消毒用として使っても大丈夫でしょうか。
消毒用として販売できるのは、薬局方の基準をクリアした製品でかつ薬剤師が製造管理をしているもので、販売にも製造にも免許が必要になります。
メーカーとして、その基準を満たしていない製品が消毒用としてお使いできるということは申し上げられません。
どうか安全に製品をご使用いただけますようお願い申し上げます。
工業用100%イソプロパノールを精製水で70%に希釈しても消毒用として使用できますか?
記事内にも記述いたしましたが、工業用IPAは、製品試験や関わってくる法律、製品保証が消毒用IPAとは異なりますので、消毒用途に工業用IPAを使用すると、せっかく健康のために消毒しようと思っても逆にその身が危険に晒されるおそれがあります。
ご注意くださいませ。
「消毒用アルコール」として市販されていないので、こちらのサイトで「有効です」とは言えないことは承知の上での質問です。
某メーカーの商品で、工業用ですが、以下の内容のものがあります。
エタノール85.5%、
ノルマルプロピルアコール9.6%、
イソプロピルアルコール4.9%、
水0.2%以下
メイン3種については、CDCなど欧米で皮膚消毒のための医療製品として有効と認められている。と見ました。
http://www.yoshida-pharm.com/2010/rv_1501_06/
これを踏まえて、精製水やグリセリンなどでアルコール分を70%~80%程度に調合すれば、内容的には市販の消毒剤と同等のものになるのではないでしょうか?
推奨されないことは理解していますが、上記のものの毒性や、一定の効果(可能性)があるかどうかをご存知の方がいらっしゃれば回答いただければ幸いです。
工業用と医薬品、分子は同じものでもクリアしている項目が異なる製品、というのが伝わりづらく申し訳ありません。
少なくとも弊社工業用製品はすべて、消毒用途、手指に塗布する目的ではご使用いただけないので、お持ちの製品の製造元様へご確認いただければと思います。
エタノール系除菌スプレーに、イソプロピルアルコールを混ぜて、アルコール濃度を70%くらいに上げたいと思っていますが、混合しても大丈夫でしょうか?
除菌スプレーの成分は、エタノール53.4%、精水46.4%、クエン酸ナトリウム0.1%、ユーカリ香料0.1% です。
大丈夫かとは思いますが、イソプロピルアルコールがどのような用途向けに作られたものなのかにもよって変わります。
例えば、手指に使えるアルコール製剤と、手指に使えないアルコール製剤を混ぜてしまうと、手指に使えないアルコール製剤になってしまいます。使用用途に合うもの通しでお混ぜ頂くことをお勧め致します。使用用途に使用可能かどうかはメーカー様へお問い合わせくださいませ。
なお、弊社「三協化学」製品はすべて工業用でございますので弊社のIPA(イソプロピルアルコール)はご使用いただけません。
ご了承くださいませ。
エタノールの有効濃度についての質問です。
エタノール70~80%vol%が適している事は理解しています。
最近アルコールジェルが少し出回っていますが50~60%程度の様で、レビューでは詐欺扱いされています。
別の方の書き込みでは、
>エタノールだと10秒で不活化できる最低濃度は50%、30秒なら40%です。
とあります。
濃度が70%以下だからと言って全く効かないとは想像しにくいのですが、50~60%でも回数や消毒をする時間を延ばせば効果はある程度期待出来るのでしょうか?
因みにその商品の濃度表示ではvol%なのかw%なのかの明記はありませんでした。
製品の裏面の成分表示にあるパーセンテージは重量%で書かれていますので、vol%になおしてあげる必要はあります。
例えば40wt%は47vol%、50wt%は58vol%程度になるので、アルコール濃度70%と書いてあったから買ったのに裏面を見たらエタノールが62%程度だった、というケースがありますが、それは間違いではありません。
また、アルコール濃度が70%と書いてあったとして、裏面のエタノールの割合がそれよりも少なくても、他のアルコール系溶剤が含まれているケースもあります。(アルコール濃度はすべてのアルコール系溶剤の合計の割合です)消毒に関しては濃度と時間が関係してきます。多少薄くても時間をかければ消毒できるケースもありますが詳しくは製造メーカー様へお問い合わせください。
御社の製品の変性の欄と未変性と両方にエタノールが記載されてますが、御社の製品はどちらになりますのでしょうか。
未変性の場合、2種類以上の溶剤を混合とありますが、詳細は開示可能でしょうか。
表示で記載されている、成分と物質名は同じ意味合いで使われてるのでしょうか。
また、作業材料から作業道具や事務所営業車等の清掃にも使用してますが、乾燥時に残留物が残りますでしょうか?
吸い込んだり、素手だと若干ばく露しているかも知れませんが、有害性は大丈夫でしょうか?
成分によりますが、混ぜ物のされていないIPAでしたら、すべて揮発して乾燥後残留物は残りません。
工業用IPAは有機溶剤中毒予防規則に該当する製品ですから、素手では扱わないでください。
https://www.sankyo-chem.com/wp/wp-content/uploads/ipa.pdf
上記リンクから、弊社のIPAのSDS(安全データシート)をご覧いただけます。
有害性情報などをご確認いただけます。
保護具(ゴム手袋、保護マスク、保護ゴーグルなど)を着用なさって、しっかり換気の上、火気には十分お気をつけになってご使用ください。
美容院で利用している器具用消毒液のラベル表示に、以下の記載があります。新型コロナ対策での器具および皮膚の消毒に使用可能でしょうか?
エタノール液(76.9v/v%~81.4v/v%)による消毒方法に適合しています。
イルガサン配合 防錆剤配合
主成分 アルコール、トリクロサン、エチドロン酸
器具用消毒液で、防錆剤も含まれておりますので、標記の通り、器具の消毒にのみお使いくださいとお願いしたいのですが、もしどうしても皮膚へのご使用をされたい場合は、メーカー様へご確認ください。
防錆剤の中には皮膚に影響を与えてしまうものもございます。
アルコール濃度50%のアルコールジェル(500ml)に、100%のイソプロピルアルコールを混ぜて70%のアルコールジェルとしたいです。
イソプロピルアルコールをどれくらい足せばいいでしょうか…。
ジェルの成分表は、エタノール、水、グリセリン、カルボマー、TEA、メチルパラベン、フェノキシエタノール、EDTA-2Naです。
エタノール濃度自動計算フォーム
上記リンク先にて自動計算してくれるツールを作っています。Aの液体のところにアルコール濃度50%の「50」をBの液体のところにアルコール濃度100%の「100」を、完成させたい液体のところに「70」をご入力いただければ計算でAの液体100mlあたりに必要なBの液体量がわかります。
また、お混ぜになるに伴い、ジェルの固さが緩くなる恐れがありますのでご了承ください。
また、アルコールジェルもIPAもどちらもご希望の用途にご使用可能なものをお混ぜください。
例えばIPAが工業用の場合、アルコールジェルが手指に塗布可能でも、塗布できないものとなってしまいますので、ご注意ください。
イソプロピルアルコールは、個人的に使用するダーマローラーの消毒用に買っていたもので、確認すると、「用途:化学用 試験用 工業用 洗浄用」とありました。
手指の消毒には不向きですかね。使用した際のリスクはなにが考えられるでしょうか。
IPAによっても、どのような工程や試験を経て製品化されているものなのか、弊社ではわかりかねますので、大変お手数ではございますが、一度IPAのメーカー様へ、手指に使用しても問題がないか、ご確認いただくのが最も安全で確実です。
質問No.11~20
※「▼」をクリックすると質問が表示されます。
工業用IPA仕事で長期にわたり素手で使用した場合、工業用IPAを素手で使用した場合、体、皮膚にはどのような健康被害があらわれるのですか?
メタノールだと飲用毒性、失明、肝障害、皮膚には有毒刺激などききます。
消毒用IPAと工業用IPAの成分の違いが分からないのでしょうか?
まず工業用のIPAというものは各社様出されていますが、医薬品のIPAは、薬事法上、クリアしなければならない項目が決まっていますが、工業用のIPAは、製造会社ごとの基準をクリアしてさえいれば、製品として出荷できます。
そのため、原料の元や製造工程などによって、皮膚への影響が変わってきます。例えば、同じ水でも、井戸水、湧き水、水道水、飲料水など沢山ありますが、すべて飲めるわけではありません。
どのようなルートをたどってきた製品なのかによって有害性が変わってくる上、どのような試験をクリアしたIPAなのか、メーカーに確認しなくてはなりません。
IPAを70%に精製水で薄めて身の回りの物スマホ画面、ドアノブ、リモコン、など人が触れる箇所に使った場合乾いた後にIPAを塗った箇所を素手で触っても大丈夫なのでしょうか?
乾いてもやはり工業用なので人体悪影響がありますか?
乾いてしまえばそこにIPAは残りません。
ですが、例えばIPAに混ぜ物がしてあった場合、その混ぜ物が残渣する可能性はありますので、メーカー様へお問い合わせください。
また、工業用ですから、使用時は火気や静電気に注意し、よく換気を行いながらゴム手袋やマスクを装着の上、ご使用ください。
工業用イソプロパノールに混入する可能性のある不純物がわかりましたら教えてください。
重金属類、高分子の炭化水素は、混入する可能性はありますか。
反対に、例えば、99.8%の工業用IPAがあるとして、0.2%の主な成分は何ですか?
重金属に関しては、工業用IPAでは規格に含まれておりませんので、検査しておりません。
炭化水素に関しては含まれていないかと思いますが、メーカー様へお問い合わせ頂くのがよろしいかと思います。
99.8%以上という規格は、99.8%よりもIPAはかなり高い値となっていると思いまして、残りのIPA以外の成分は水です。
医療用イソプロピルアルコールも暴露に関して、医療従事者や患者さんに危険はないのでしょうか?
製造業なので、有機溶剤に関して、危険性等を認識していました。
特に女性には気を付けています。昨今の消毒液不足で工業用イソプロピルアルコールは有機溶剤中毒予防規則の対象ですが、医療用イソプロピルアルコールも暴露に関して、医療従事者や患者さんに危険はないのでしょうか?
製造法と品質管理の仕方で有機溶剤中毒予防規則の対象外になるのでしょうか?
医療の世界では、薬の扱いだからですか?
有機溶剤中毒予防規則は有機溶剤業務に従事している作業者に対して対象となりますので、医療業務に関しては、有機溶剤業務にあたりませんので、対象外となります。
ですが危険性に関してはほぼ同じでございますので、注意が必要です。
洗浄用としてIPAをウェスに含ませて、硬化前のプリプレグを拭くと、硬化後の樹脂の強度等に何か影響は出るでしょうか。樹脂はエポキシ樹脂です。
(プリプレグは、炭素繊維にあらかじめ樹脂が含浸しているシート状の材料です)
エポキシ樹脂にもよるので、もしかすると硬化前にふくことで硬化後肉が薄くなる可能性がございます。
そのため実際に試験していただくのが確実です。
下記の商品は、商品説明の通り、手指に使用して大丈夫でしょうか?
某塗装会社からアルコール(80%)を購入しました。 成分に
エタノール80% 水 グリセリン IPA と表示してあることに気づきました。
商品には、「手指、その他清掃までどこでも消毒可能」と書いてあります。
手指の消毒可能という文言にひかれて購入しましたが、消毒用IPAと工業用IPAは違うもので、工業用の場合、かなり注意が必要というコメントを読み、販売元が塗装会社ということもあり、不安になりました。
弊社で取り扱いがあれば、工業用のIPAなのかどうかわかるのですが、どういった原料をご使用なさっているのか弊社では分かりません。申し訳ありません。
手指にお使いいただけます、と書いてあるということは、手指に使用した場合の安全性などメーカー様が検査なさった上で表記をなさっているものと思いますので(でなければメーカーは偽りを書いたということになってしまいますから)
ご心配であれば、メーカー様へ直接IPAは工業用ではないか、確認された方がよいかと思います。別件にはなりますが、アルコール製品は家具のニスや、アクリル樹脂、ラッカー塗装などに影響があることがありますから、使用時は目立たないところでお試しになってから塗布することをお勧め致します。
消毒用のアルコール(エタノール濃度70%程)を入れるスプレー容器ですが、材質がPET とかPP、PS、PE、PSなどと記載されている物では良くないのでしょうか?
私は今までそういったスプレー容器に入れて、日光の当たる場所や高温になる場所は避けて使用していましたが、何かのネットの記事で「プラスチック製の容器にアルコール製品を入れると溶ける」…と書かれているのを見て、急に不安になりました…
使用してはいけない材質を教えていただけませんでしょうか?
ご記載いただいた材質であれば、アルコールを入れることによって容器が変形したり溶けたりすることはありません。
ですが、容器内の液体と容器との間で静電気がたまる恐れがあるので、お早めに使い切られることをお勧め致します。
避けていただきたい容器といたしましては、「アクリル製」や「ABS」などはお避け下さい。
IPAは使用後、乾いてしまえばIPAは残らないとの事ですが、ドアノブ、スマホ、床、手すり、のほか、食器、スプーンなどを拭いても、乾いてしまえば幼児が、触っても、舐めても問題でしょうか?
また、上記の用途で注意する事があれば教えてください。精製水で70%に薄めた、工業用IPAをする予定です。
記事にも書かせていただきましたが、消毒用のIPAと工業用のIPAは製品になるまでにクリアしてきた検査や製造環境が異なります。
IPA自体は揮発してしまったとしても、含まれる不純物がどの程度揮発せずに残って、人体にどのような影響を及ぼすか分かりません。
そのため消毒用のIPAをご使用いただきたいです。
また、食器などの直接お口に入る、触れるものに関してはIPAではなく食品添加物のエタノールのご使用をお願い致します。
IPAを冷蔵庫内外の掃除、キッチン周り、床、テーブルなどの掃除に使っています。
子供が触る場所には、工業用IPAは適していないと言う事でしょうか?
仰る通り、工業用IPAは残念ながらそちらの用途には適していません。
勿論、個人様によっては「使っても問題なかったよ」と言われる方もおられるかもしれません。
ですがそれはあくまでもその方には問題がなかっただけ、あるいは問題があると感じなかっただけで、他の人には影響がある可能性もあります。工業用、と用途が指定されているものは、工業分野において、安全データシートに書かれた正しい使い方をすれば安全にお使いいただけるものであって、誤った使い方をなされば事故の素になってしまいます。
例えば「重曹」でも、お掃除用のものをお料理に使ったりしないのと同様、IPAも用途に合った使い方をなさっていただけますよう、お願い致します。
IPAはアルコールインクやUVレジンなどには影響はあるのでしょうか。また、取り扱いについて質問です。
アルコールインクを使うのに揮発性の高いアルコールを探していました。
検索してみたところIPAが良いという記事を見つけ、1Lの物を購入しました。
UVレジンを硬化したものに使いたいのですが、アルコールインクやUVレジンなどには影響はあるのでしょうか?
イソプロパノール99.9%以上との表記がありますが水で薄めれば使えるのでしょうか?
人体の影響もあるとの記事を拝見して怖くなってきました。
もし使えないのであればどのように処分すればいいでしょうか?屋外で揮発させれば良いでしょうか?
UVレジンは3Dプリンターなどでも活躍する樹脂で、その作業内でも硬化した樹脂にIPAで拭き取りをしています。
そのためご使用いただいて問題ありません。使用時は薄めずにご使用ください。また、使用時誤った使い方をすれば事故のもとになりますので、
●しっかり換気をすること
●マスクやゴーグルなどで、なるべく吸い込まない+目に入らないように措置をとること
●火気や静電気に十分注意すること
●使用後はしっかり容器を密閉し、火気や高温を避け、日が当たらない風通しの良い場所で保管すること
などの点にお気をつけいただければと思います。
質問No.21~
※「▼」をクリックすると質問が表示されます。
IPAについて、使用時はジャムなどが入っていた小瓶に少しずつ移して筆でぼかして使おうかと思っているのですが、使用方法なども問題ないでしょうか?
インクで汚れたIPAはティッシュに吸わせて揮発させようと思っていますが大丈夫でしょうか?
有機溶剤用の防毒マスクの着用をお願いしております。
軍手など染み込んでしまうものでなければ一般的な手袋で問題ありません(ポリエチレンなど)。
使用方法は問題ありません。
ティッシュに吸わせる場合、通常のIPAよりも引火の可能性が高まりますので注意はより念入りになさってください。
喘息持ちの家族や猫もいる為家族と相談して工業用IPAを使うのをやめようという話になりました。
そこで処分する流れになったのですが、自治体や製造元、産業廃棄物業者に片っ端から電話したものの処分する事が出来ないようです。
自己処理するしかないのかと思っておりますがどうしたら良いでしょうか?
処分に関し弊社からご案内ができますのは、既にご連絡をしてくださった「管轄の自治体様」「製造元様」「廃棄物処理業者様」にご相談ください、ということに限られてしまいます。
自己で処理なさろうとするのは、危険が伴いますので、弊社からはご案内することができません…。
お力になれず、憂悶の限りでございます。申し訳ありません。どうかご容赦いただけますようお願い申し上げます。
IPAの一度製造元に問い合わせてみたところ、工業用として製造はしているがアルコール自体が100%なので希釈して消毒用として(多分物の)使って頂いて大丈夫です。とのことでした。
人体に影響のあるものですが、希釈してなら本当に使用しても問題ないのでしょうか?
ちなみに希釈する場合はアルコール7:水3の割合で大丈夫でしょうか?
製造元はドアノブなどの消毒に、、と仰っていましたが、希釈した場合素手で布に含ませ使っても問題ありませんか?
医薬品あるいは医薬部外品として認可を受けていない製品は、「消毒ができる」と謳うことはできません。
除菌はできるかもしれませんが、メーカー様がどのようなエビデンスを取っていらっしゃるかにもよります。
(弊社の工業用IPAは除菌に関するエビデンスを取得していないため、除菌にお使いいただけますと申し上げることはできない製品です)こちらの記事にも記述しました通り、工業薬品は、メーカーによって製造工程や検査・製品の基準が異なりますので、お持ちのIPAがどのような検査を受け、どのような規格のものかわからず、弊社からは「大丈夫です」あるいは「使えません」などと申し上げることができません。
メーカー様に安全データシート(SDS)をご依頼いただき、そこに使用方法やどのような危険性があるのか書いてありますので、そちらを参考にしていただくのがよろしいかと思います。
https://www.sankyo-chem.com/wp/wp-content/uploads/ipa.pdf
↑こちらは弊社のIPAのSDSですが、弊社のIPAは「安全対策」の項目に「保護手袋、保護眼鏡、保護面を着用すること」と明記致しております。
消毒にIPAを水で割って使いたいと思っています。
厚労省は、70-95Vol%とありますが、エタノールのW/W%からvol%への換算表は見つけましたが、IPAのものがありません。
比重などはエタノールと少し違いますが、同じと考えていいでしょうか。それともIPAのものがあれば教えてください。
IPAのwt%からvol%の換算表のデータを弊社では存じておりません。
申し訳ありません。
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