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【特設】コロナウイルス関連
2024.11.19
ウイルスとエタノールについて
目次
2020年に入って最近はコロナウイルスの話題でニュースは持ち切りです。今回はそのウイルスについて、アルコールを扱うメーカーとして少しだけお話してまいります。
ウイルスとは
ウイルスとは、タンパク質の殻にDNA(若しくはRNA)を持つ構造体で、自己増殖をしないものを言います。自己増殖をしないため、「生物」とはみなされていません。自己増殖をしない代わりに他の生物の細胞に感染し、宿主の細胞内で増殖し、宿主の細胞の外へ放出されます。また自分でエネルギーを作ることもしません。これもまた感染した先の宿主のエネルギーを利用します。
感染をした際に、宿主になんらかの影響を与えることもあり、インフルエンザや今回のコロナウイルスもその影響です。
細菌との違い
感染症の原因として有名なのが、ウイルスの他に「細菌」が挙げられますが、細菌とウイルスは別物です。先ほどウイルスは生物とみなされていないと書きました。細菌は違います。細菌は生物なのです。
感染する宿主がいなくても餌があればそれを食べてエネルギーにして、自分で増殖ができるものが細菌です。細胞も持っていて(一つだけですが)、ウイルスとは違い、DNAもRNAもどちらも持っています(ウイルスはどちらかしか持っていない)。
感染の影響
ウイルス感染というと、私たちが日々感じられるのは風邪や熱などの症状ですが、それ以前にも様々な影響があります。
細胞への影響
ウイルスは細胞に感染しますが、その感染した細胞がまず影響を受けます。今まで自分に送られてきた栄養がウイルスに奪われてしまうわけです。細胞は必死に抵抗しますが、ウイルスもその抵抗を抑え込もうと戦うことになります。
戦いののち、細胞は死んでしまったり、あるいは宿主の細胞自体の分裂と死とのバランスをとって持続感染を続けたり、あるいは細胞を不死化させたりガン化させたりします。細胞が死ぬとき、ウイルスがさらに増殖を目論み細胞膜や細胞壁の破壊をして細胞が殺されてしまうケースと、細胞自体がこれ以上ウイルスの増殖を防ぐために自ら命を絶つケースとがあります。
細胞の主への影響
細胞への影響だけで終わればよいのですが、感染細胞を持つ生物にも影響を与えることもあります。それが今回の新型肺炎であったり、インフルエンザ、麻疹だったりするわけです。これらを排除しようと体は免疫機能を使って熱を上げウイルスを殺そうとしたり、咳やくしゃみ、鼻水や痰を出して(不活性化したウイルスを含め)体の外に追いやろうとします。
身近なウイルス対策
マスクや手洗いうがい、アルコール消毒によってウイルスの侵入を防ぐのは皆さんご存じの通りでしょう。今回はアルコール消毒に注目してください。
今回のコロナウイルスやインフルエンザは脂質でできた「エンベロープ」と呼ばれる膜を表面に持っています。(持っていないものもあります:ノロウイルスなど)コロナウイルスやインフルエンザウイルスの表面のエンベロープをアルコールは破壊でき、これによってウイルスは不活性化するのです。石鹸などによる手洗いも同じで、このエンベロープを壊してしまうのでウイルスは不活性化します。
ノロウイルスにアルコール消毒が効かないのは、この脂質でできたエンベロープを持っていないからです。ノロウイルスの場合は次亜塩素酸ソーダで不活性化できます。
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ウイルスとエタノールに関する質問
※2024年11月19日更新
以前、ページのコメントに寄せられた疑問・質問とその回答をご紹介します。
(※一部編集・抜粋しております)
質問No.01~10
※「▼」をクリックすると質問が表示されます。
コロナウイルスの予防で除菌をしたいのですが、エタコールでも除菌できますか?
Amazonで販売しているのを見たので、除菌できるなら購入を検討しています。
理論上は弊社エタコール7でも除菌が可能と思われますがもともと除菌用に開発した製品ではございませんので実証実験はしておらず、除菌を謳っている製品ではないことはご了承くださいませ。
エタコール7のアルコール度数は100%ですので、水などで70~85%に薄めてご使用いただくのがいいかと思います。
ウィルス除去のためのアルコールの使用についてですが、アルコール消毒をした際に手指についているウィルス、細菌を無毒化するというイメージを持っています。
その後、すぐに手指は乾燥しますので、何かに触れば、再度ウィルスや菌は手に付着するのでしょうか。それとも、アルコール消毒した後はある一定時間は防御できるものでしょうか?
又、もし、すぐに付着するということであれば、食事をする前、トイレ使用後に消毒することが効果的なのかと思いますが、それ以外でも、考えられる場面というのはありますか?
消耗品のため、効果的な使い方をしたいのですが、一日の使用回数というものはありますか?
アルコール塗布した面が乾いたあと、そこには何も残りません。全部空気中に揮発(蒸発)してしまいます。そのため、アルコールを塗布後なんらかの成分によって塗布後乾いた場所が抗菌作用を持つ、ということはありません。あくまでそこまでの菌やウイルスを除去するだけです。
逆に抗菌作用が持続するのであれば、何らかの成分が手に残っている状況なので、その手でお食事したりした際その抗菌成分(?)が体内に入るなどして健康面で不安になってしまいますね。(抗菌成分が何かにもよりますので、万が一そのような製品があっても一概に害だとは申し上げられませんが)
また、同じようにもし抗菌作用が持続するなら、何度もアルコール消毒することによって、何らかの抗菌成分が消毒部に蓄積されることになりますから、そういう点でも健康面への不安が生じるかもしれません。結論:アルコールとお水でできた消毒液は全部揮発してしまって消毒後、消毒部分には消毒剤の成分は残りません。
今回のウイルス予防で効果的なのは、おっしゃる通りお食事の前、お手洗いの後なども効果的ですし、例えばバスや電車などにお乗りになられてつり革や手すりに触られた後など、多くの方が触れるようなところに触れた後消毒されるのがおすすめです。
お食事の前やお手洗いの後は、基本的に皆様石鹸で手をお洗いになるかと思いますので、10秒間石鹸でむらなく手を洗った後、15秒すすぎ、を2回繰り返せば十分な消毒になります。(+アルコール消毒でより徹底された消毒になる)
移動中などはこまめに手を洗うのが難しいでしょうから、そういった際にこそアルコール消毒を活用されるのが良いかと思います。
エタノールやIPAが脂質のエンベロープの溶解に寄与するためコロナウィルスに効果があるという解説もとても良く理解できました。
一方、エンベロープの存在しないノロウィルスには、次亜塩素酸ソーダを・・・とのこと。
では、次亜塩素酸ソーダはエンベロープを有するコロナウィルスには無効なのでしょうか?
次亜塩素酸ソーダや次亜塩素酸ソーダ+酢酸混合水溶液(pH5~6)などの消毒液はコロナウィルスに対して有効に作用するかご存知でしたらご教示いただけませんでしょうか?
エンベロープの破壊が前提となるとこれらはコロナウィルスには無効にも思えますので理解を深めたいところです。
https://www.mhlw.go.jp/content/000548441.pdf
上記、厚生労働省様の資料ですが、こちらにもありますように今回の新型コロナウイルスはSARSやMARSと同様の対策で問題ありません。
アルコール消毒液65%は手指消毒として効果が薄いのでしょうか?
アルコール濃度70~80%(この%は容量%)の消毒液と比べると効果が薄いですが、全くないというわけではありません。
ですが、例えば手を洗った後、手が濡れているところに塗布したりすると、手の上でより薄まってしまうのでほとんど効果がない状態になってしまいます。
よく乾かした手にお使いください。
メタノール変性アルコール(エタノール85.5%、メタノール1.1%、IPA13.4%)のものを希釈した場合、手指消毒として使用できるものでしょうか?
メタノールは毒劇物の劇物に該当したり、女性則にも該当するほど、アルコール系溶剤の中でも毒性の高いアルコールです。
配合的にもお持ちの変性アルコールは消毒用アルコールではないかと思います。
メタノールの誤飲の可能性がありますので、おやめいただきたくお願い申し上げます。
次亜塩素酸水は有機物に触れると直ぐ水に戻ってしまうといいますが、使いやすい様に詰め替え用のボトルに移す際、水に戻ってしまう事はないのですか?
完全に水に戻る事はなくてもどのくらい抗力が失われるのでしょうか?
次亜塩素酸に関しては、こちら無機物になりまして、有機物を取り扱う弊社では知見がございません。
申し訳ありませんがメーカー様へお問い合わせいただけますようお願い申し上げます。
下記スプレーがそのまま手指に使えるかどうかをご教授お願いします。
先日、[オーガニック除菌アルコール【500mL】]という除菌スプレーを購入しました。原材料は、アルコール、精製水、ティーツリー油とのことです。アルコール度数は70%となっています。
販売側回答は化粧品扱いでは無いので手指へ使用は返答出来ません。とのことでした。
化粧用精製水などで薄める必要があるのなら、その割合もご教授下さい。
メーカー様が手指にお使いになれないとおっしゃっているものは、弊社としてもお使いになれると申し上げることができません。
メーカー様こそがその製品について一番情報をお持ちなので、製造も販売もしていない弊社が、無責任に使用の可否をお答えすることはできません。
ご了承くださいませ。
新型コロナウイルスの対策として、人体以外の物等の消毒の際に、キッチンハイターを0.05%に希釈して、清拭する場合、厚生労働省が、消毒液で拭いたあと、水拭きすることを推奨しています。
次亜塩素酸ナトリウムの漂白作用により、清拭箇所の変色や金属が錆びる副作用があるのは理解していますが、水拭きをしなかった場合に人体に害を及ぼすことはあるのでしょうか?
こちらの過去の質問と回答を見ていたら、「エタノールや次亜塩素酸ナトリウムがウイルスや菌を不活性化後、乾いてしまうとそこにエタノールの成分は残りません。(但し、ハイターの場合など、次亜塩素酸ナトリウムに界面活性剤が混ぜられているものは、界面活性剤が塗布面に残ります)」との記載がありました。
こちらも、界面活性剤が、塗布面に残ると何か人体等に影響を及ぼすのか教えていただけると幸いです。
また、過去の質問回答にもありますが、あくまでも、手指のアルコール消毒は手洗いの補助(手洗いできない場面で活用する)という考えで問題ないですか。15秒以上の手洗いとすすぎを行えば、ほとんどのウイルスは物理的に除去できるという理解で良いでしょうか。
申し訳ありません。弊社の誤りでございました。次亜塩素酸水はそこに残留物は残りませんが、次亜塩素酸ナトリウムはそこに成分が残留します。
この残留した次亜塩素酸ナトリウムは時間がたつにつれて酸素を放出して塩化ナトリウムになります。
錆というのはこの時放出される酸素も要因となります。
次亜塩素酸ナトリウムはアルカリ性なので、人間の皮膚につくとわずかですが侵します。そのため、しっかり水拭きしてください。界面活性剤は、その界面活性剤にもよって影響力が異なるので、一言では回答が難しいです。すみません。
仰る通り、石鹸でしっかり15秒以上の手洗い、そして、石鹸で泡立てた以上の時間をかけてすすぐことで、ウイルスは除去できます。
勿論、石鹸で洗う際は、手指の隅々まで泡をいきわたらせてください。
出先で近くに手洗い場がない場合や、手洗い場に行けない場合などにアルコール消毒をご活用いただくのがよろしいかと思います。
御社のアマゾンで販売されているエタコール7の説明に「アルコール濃度99%以上の高純度アルコール品です。(うち、エタノール濃度は85%以上)」の記載がありますがコロナ対策で75%の消毒液を作る場合、精製水で薄めての作成は、99%のアルコールの量を対象として希釈するべきか、それとも含まれている85%のエタノールの量を対象として考えればよいのかどちらが良いのでしょうか
弊社エタコール7は消毒用や除菌にご使用いただけないので希釈いただいてもコロナ対策にならないのですが、例えば他社様の除菌用アルコールで、エタノールと他アルコール成分が含まれている製品は、エタノールの容量%(vol%)ではなく、全体のアルコールの容量%(vol%)を参考にしてください。
ある商品のアルコール濃度は50〜59と書いていました。
こちらのサイトで消毒には70〜80と拝見したのですが。「手洗いのできない時に!」と書いてあるこの商品で、手洗いがわりに使ったとしてもウイルスに効果はあるのでしょうか。
最近、薬局などでアルコールが買えない中雑貨屋さんでアルコールハンドジェルというものを見つけ購入しました。
家に帰ってよく見ると濃度などは書いておらず、除菌とか消毒とかも書いていません。エタノールは清涼剤としてと小さく書かれていました。ネットで調べると同じ商品で濃度は50〜59と書いていました。
また、このような類似商品が沢山あって値段も結構しますし、高いから大丈夫だと思い購入しましたが、見分けるコツなどあるのでしょうか?
ご記述頂いた濃度がアルコール濃度であれば少し効果は薄いかもしれませんが、一度メーカー様へご確認いただくのが正確かつ確実かと思います。
ご購入前にメーカー様のホームページをご確認いただいたりお問い合わせ頂くのが最も正確で安全な手段です。
質問No.11~
※「▼」をクリックすると質問が表示されます。
日々の除菌に追われ、その場にあった除菌剤を同じカバンに振りかけてたのですが、ふと、こんなに色んな種類の物を振りかけて毒性など平気なのか気になりました。
もちろん同日には振りかけず、24時間は経過しているのですが、、数日経過していれば別製品を振りかけてもそんなには問題ないでしょうか?
新型コロナウイルスが気になり、エコバッグなどの布製品に、日によって様々な除菌剤を振りかけています。
とある日には、両性界面活性剤と除菌剤とエタノール入りのもの、他の日には手指消毒用アルコール、他の日には持続性抗菌作用ありの製品でエトキシシラン系化合物入りのものです。
エタノールなどの有機溶剤は乾いてしまえば塗布面に残りませんが、他の成分で、揮発しないものもあると思います。
またその揮発しないものは、動かしたりぶつかったりで落ちたりもするのですが、物質によってははがれやすさが異なりますので、メーカー様へお問い合わせください。
先日、日本製のアルコール除菌スプレーというものを購入しました。成分はエチルアルコール65v/v%、精製水と記載あります。
コロナウィルス対策で推奨されている70〜80%には足りないということですか?
足りない場合は、どのような対策がおすすめでしょうか
濃度が数パーセント違うから、効果が0というわけではありません。
例えば少し多めに塗布していただき、塗布時間を長めにしていただくなどの工夫で、効果を上げることはできます。
また、湿った面への塗布はせず、しっかり乾いた面に塗布ください。
エタノール85.7% IPA4.6% NPA9.7% 水分0.2%以下の商品を勢いで、買ってしまいました。
以下のいずれをアルコールとして70-80%にするのが良いのでしょうか?
自分なりに調べてIPAは消毒や消毒用エタノールの添加物によく使われてることを知ることができましたが、NPAは毒性もなく食品添加物にも使われてることはわかりました。
・エタノール+IPA+NPA
・エタノール+IPA
・エタノール
消毒用エタプラス [速乾性すり込み式手指消毒剤]
https://www.kenei-pharm.com/cms/wp-content/uploads/2016/11/interview1296638453.pdf
これを参考にグリセリンも入れようかとも考えています。
まずそちらの製品が、斎藤様が塗布されたい部分への塗布が問題ないものかどうか、メーカー様へお問い合わせください。
同じエタノールでも、例えば工業用のエタノールは、皮膚に塗布することを前提に作られていなかったりして、製造工程や検査項目で、消毒用のエタノールと異なってきます。IPAとNPAも同じです。もし、そちらの製品が、除菌用としてお塗になりたい部分にお使いになれるのであれば、アルコール計算時、エタノールもIPAもNPAもアルコールですので、エタノール+IPA+NPAのアルコール量で計算なさってください。
表記頂いたパーセンテージが重量%なのか容量%なのかわからないのですが、水分が0.2%以下なので、例えば100%アルコールと仮定し、75%にするつもりで、下記リンクから計算なさるとよいと思います。
エタノール濃度自動計算フォームグリセリンに関しては、弊社で取り扱うグリセリンは工業用で、皮膚に塗布できないものしか取り扱いがなく、皮膚に塗れる基準のグリセリンを皮膚に塗布した場合の効果などに関して知見がないため、具体的な言及が出来かねます。ご了承くださいませ。
家庭内感染を防ぐ為、就寝時には共有のドアノブや電気スイッチなどを消毒しています。そこで質問があります。
私の認識ではコロナウイルスはアルコールに触れるだけで表皮を破壊され不活性化すると思っています。ですので、アルコールを吹きかけ、液ダレを防ぐためにアルコールウェットティッシュでその箇所を軽く拭き、同様にそのウェットティッシュは、また違うドアノブやスイッチでも使用します。
しかし、これを繰り返しているうちに、このウェットティッシュを経由して、逆にウイルスを広げている可能性は無いのかと心配になっています。
軽く拭く際は、アルコールでびしょびしょになっている箇所を軽く抑える程度です。アルコールに触れているので、不活性化した状態で軽く拭き取っているだけというイメージで行っています。
(アルコールスプレーを箇所に吹きかけ→タオルで拭く→またそのタオルで別の箇所を拭くというイメージです。恐らく殆どの飲食店などの店舗でも同じような手順なのかなと想像します)
一ヶ所一ヶ所すべて違うティッシュやタオルを使用することは、あまり現実的では無い気もしますが、やはりそこまで徹底した方が宜しいのでしょうか?
また、アルコールに『触れるだけ』で不活性化という認識は正しいのでしょうか?
注意点は、アルコールに触れた瞬間不活性化するわけではなく、触れた状態をキープすることで不活性化していくということです。
そのため、途中でアルコールが乾いてしまったりするとそこで不活性化が止まりますので、たとえばウエットティッシュが乾いてしまえば菌やウイルスが居つき、そのウエットティッシュを使いまわすことで広まる可能性はありますので、注意が必要です。
アルコールというものは揮発して濃度が下がるものなのかなとなんとなく思っていたのですが、コロナの流行で保管方法なども気になってきました。
消毒用に作られたアルコールも代用可とされている酒造メーカーの商品も同じだとは思うのですが、開封した商品は保存方法によって濃度は結構下がるのでしょうか?
仰る通り、水とアルコールの揮発速度が違うので、放置していると水だけ置いてけぼりにされて、アルコールはぐんぐん空気中に逃げていきます。
お料理をしているとき、料理酒を使ってお料理すると、アルコール分だけ先にとんで、水分は残るのと同じです。
保管時容器がしっかり密閉できていないと逃げていきますので、下がっていきます。
どれくらい下がるのか、どれくらいの期間は大丈夫なのか、というのは保管環境や保管容器によりますので、明言できませんが、申し訳ありません。
アルコール(エタノール)の揮発について2点お教えください。
1)消毒液を保存する場合、容器内の液体以外の部分、すなわち空気の部分が揮発したアルコールで飽和状態になりそれ以上の揮発が抑え込めるという現象は生じないのでしょうか(空間を最小限に止めればいいのではという考えです)。
2)リキッド状の消毒液よりもジェル状のもののほうが揮発の速度は遅いのでしょうか。消毒液を手作りしているため上記の点が気がかりで、お教えいただければ助かります。
密閉状態であればアルコールは飽和状態となりますので揮発が抑えられます。
ジェルの表面からアルコールが揮発していきますので、ジェルの流動性が低い場合はジェルの蓋が出来上がる形になりますので多少は遅くなりますが、密閉されているわけではないので、揮発していくことに変わりはありません。
加えて今のように湿度が高いときは空気中の湿度をエタノールが取り込んでしまうためエタノールの濃度が薄くなる場合があります。
現在エタコール7を購入させて頂き手元にあるのですが、アルコール濃度99%エタノール濃度85%と記載がありますが、手すりや、ドアノブ、などのウイルスなどの消毒などには一般的に濃度70%から80%などと記載がありますがエタコール7は濃度99%か濃度85%どちらで考えれば宜しいでしょうか?
また、弊社製品をご購入くださり誠にありがとうございます。
折角ご購入いただいたところ申し訳ないのですが、
https://www.sankyo-chem.com/news/post-5947/
上記にも記載の通り、弊社エタコール7は消毒や除菌にはお使いいただけません。
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