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身近な有機溶剤
2016.07.11
コラム#2 除光液の成分って何?
更新遅くなりました><
今回のテーマは除光液についてです。
前回のコラムで、「除光液は溶剤の一種」だということが分かったと思います。
では、具体的に、除光液に使われている溶剤とはどんなものなのでしょうか?
除光液の裏を見てみると、成分が明記されていますね!
▲緑で下線を引いたこのアセトンが今回の主役!!
これが、マニキュアを溶かす溶剤で、効果的な成分の正体です!!
アセトンとは?
化学の世界では「ケトン」と呼ばれる種類に属していて、
(アロマなどをされている方は聞いたことがあるのではないでしょうか?)
油や樹脂など様々なものを溶かすことができます。
水にも溶けやすく、安価なものとして知られています。
マニキュアは樹脂でできているので、
アセトンの「樹脂を溶かす性質」を利用して溶かしているのです。
除光液で爪やフローリングが白くなるのは、油を溶かす性質が関係している
一方で、除光液を使用したことのある人は、
●爪が白っぽくなる
●指がカサカサする
●溢したら、フローリングが白くなった
なんて経験もあるのではないでしょうか?
爪が白くなったり指がカサカサするのは
アセトンの「油を溶かす性質」が関係しています。
爪や指の油が、必要以上に落ちてしまったことによって、白くなってしまったり、カサカサになってしまったりするのです。
対策としては、除光液使用後は、綺麗に手を洗って、保湿クリームをつけて油分を補給してあげるなどがあるでしょう。
また、フローリングが白くなってしまうのは
アセトンの「樹脂を溶かす性質」が関係しています。
フローリングに塗られている樹脂やニス、塗料が落ちてしまうことによって、色が変わってしまうのです。
除光液によっては、アセトン以外の溶剤を使用していることもあります。
(「ノンアセトン」と言われる除光液がそれです)
この記事を見て少しでも興味を持っていただけたら、
普段使用している除光液の成分欄を見てみて下さいね♪
成分がどういうものか? ということがわかるとちょっと嬉しくなりますw
溶剤を知ることが楽しくなれば、私も嬉しいです❤
次回もお楽しみに!!
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