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【特設】アスベスト・塗材関連
2017.10.23
アスベスト対策の方法について
アスベスト対策工法
アスベストには吹き付けるタイプと、塗料に含まれていてそれを塗るタイプとがあることは以前の記事でも紹介しました。
それらのアスベストが見つかったら、基本的に除去することが望ましいと今までの記事では書いてまいりましたが、工事費や工事期間などの都合に合わせた他の対策工事が可能です。(もちろん、将来的なことを考えると除去が望ましいです)
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除去工事
今までの記事でも明記したとおり、剥離剤などを使ってアスベストを下地から完全に除去して、他のアスベストを含有していない建材に塗り替える方法です。
全て除去するので、その後の大きなメンテナンスや、将来的にその建物を解体するときに解体作業が比較的楽になります。
ただ、下地から塗膜を全て剥がして塗り替えるので、工事期間が長く、コストもかかってしまいます。
封じ込め工事
アスベストが飛散しないように、アスベストに「溶剤」を塗ったり浸み込ませ、外側から固める方法です。こうすることで中のアスベストが封印されます。
この工事であれば、工事の期間が短くコストも除去工事に比べ抑えることができます。
また、除去するわけではないので、工事中にアスベストが飛び散るリスクも回避可能ですし、アスベスト含有の廃棄物も出ません。
ですが、アスベスト自体は残っているので、定期的な検査とメンテナンスが必要です。
加えて、将来的に建物を解体する際、結局除去工事が必要になる、というデメリットもあります。
囲い込み工事
囲い込み工事では、アスベストが露出している部分に、直接アスベストを含まない建材を塗って、アスベストを密封し、飛散を防ぐ工法です。
封じ込め工法と似ています。
工事期間が短く、コストも除去工事に比べ抑えられるメリットや、アスベスト自体が残っているので、定期検査とメンテナンスが必要なこと、建物を解体する際は除去工事が必要になるデメリットも同じです。
ただ、完全にアスベストを密閉して囲い込むよう建材を塗るには高度な技術が必要になるので、その点もデメリットだと言えます。
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