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【特設】アスベスト・塗材関連
2017.09.08
アスベスト含有リシン仕上塗材を剥離してみた①
合わせて読みたい!
リシン塗材の剥離
今回はアスベストが混ぜ込まれた仕上塗材「リシン」を剥離してみました。
【今回使用したもの】
- 三協化学製 剥離剤「リペアソルブA」
- 剥離剤を塗る刷毛(or ローラー)
- ポリエチレン手袋
- スクレーパー
- ヘルメット
- ゴーグル
- マスク
建築・塗装から数十年の月日が流れ、解体や改修をする際、その建物に塗られている塗料を調べ、アスベストが含まれていないかを確認します。
今はアスベストが混ぜ込まれた塗料の製造が禁止されているため、販売されていませんが、10年、20年前はごく当たり前に店頭に並んでいた為、今ちょうど解体・改修時期の建物の多くにアスベストが含まれている可能性があります。
というのも、駐車場の天井などに施されていた「吹き付けタイプのアスベスト」は、常にアスベストが外気に晒され、飛散の恐れがあったことから、早急に除去作業がなされましたが、塗料の中に混ぜ込まれたアスベストは塗料の膜に覆われている為、滅多なことでは飛散しないので危険性が低かったので、除去の対象にはならなかったのです。
ただ、解体・改修するとなると話は別です。
アスベストを含有した塗料のついた壁を砕けば、アスベスト含有塗料も砕け散り、飛散し、吸い込んでしまう恐れが高くなります。
そのため、解体する前に剥離をしてアスベストを落としてから解体するのが一般的です。
今回は、そんなアスベストを含有した塗材を、いかに飛散せずに剥離するか、というところに焦点を当てて実際に剥離していきましょう。
【動画】一連の流れ
※音が流れます。音量にお気を付け下さい※
↓動画が見られない方は↓
【画像】流れのまとめ
リシン仕上は、よく建物の壁に見られる、凸凹ザラザラの塗装です。
今回はマンションの外廊下にある腰壁の塗装を剥離します。(この後解体されるマンションです)
今回は18時間ほど置きましたが、温度や湿度、時間帯などによって時間は前後するでしょう。
①いざ剥離開始!
お気づきの方もいらっしゃるでしょう。肝心の剥離剤塗布部分の動画を撮り損ねました…。
壁面上部の、色が少し青緑に変わっているところが、剥離剤を塗布した場所です。
(リペアソルブEは青碧色の剥離剤なので、塗ると、塗った位置がわかる仕様になっています)
塗材が帯状にめくれていきます。粉末も散っていません。
黒っぽいところが素地です。
長く帯状に剥離できると爽快感がありますね。
剥離剤がついていなかった部分はやはりうまく剥がれてくれませんが、色がついているので、どこに塗ったか後からでも分かりやすくなっています。
綺麗に剥離できました!
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