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化学規制
2017.07.28
換気装置について② プッシュプル型換気装置
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プッシュプル型換気装置とは
局所排気装置以外にも、プッシュプル型換気装置というものがあります。
このタイプは空気を入れるフードと、空気を出すフードと2つがセットになっており、このフードとフードの間に一定の空気の流れができるのが特徴です。
空気を押して(プッシュ)引く(プル)というところからこの名前がつけられました。
局所排気装置は気体を吸収するだけでしたが、プッシュプル型では空気を押して吸収部分に誘導してくれるので、広範囲の発生源に対応することができ、更に少ない風量で換気でき注目を集めています。
有害物質の発生源が広い場合や、発生源が移動する作業場などに最適です。(例:自動車の塗装作業、グラビア印刷の作業場など)
プッシュプル型換気装置の種類
プッシュプル型の換気装置でも主に「開放式」と「密閉式」の2タイプがあります。
開放式タイプ
開放式は、空気の入り口から出口までの空気の流れ道の部分に囲いがありません。(下図参照)
但し、このプッシュプルの空気の流れに抗うような風や、流れを完全に塞ぐような障害物があった際は、吸収が阻害されてうまく効果を発揮できない可能性があります。
密閉式タイプ
密閉式は作業場全体が空気の流れ道になっています。
設備が大がかりでコスト的にもかかりますが、開放式のような他の流れが生じづらく、しっかりと有害物質を吸い込んでくれます。
上記2タイプの中でも、送風口と吸引口がどのようなベクトルでついているか(左右、上下、斜め、など)でも様々なタイプがあります。
局所排気装置と同様、設置する作業内容、使用物質に合わせて最適なタイプを設置しましょう。
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