お知らせ・お役立ち便覧 NEWS
有機溶剤
2017.06.02
酢酸エチルについて
酢酸エチルとは
別名「エチルアセテート」とも呼ばれる、炭化水素系エステルに分類される有機物です。
果実臭(中でもパイナップルに似たにおい)と言われる特有のにおいを放つ、常温で無色透明の液体です。
酢酸とエタノールがエステル結合(-COO-)した物質です。
また、酢酸エチルは下記の法規に該当しますので、注意が必要です。
- 有機溶剤中毒予防規則(第2種有機溶剤)
- 毒物及び劇物取締法(医薬用外劇物)
- 消防法(第1石油類)
- 悪臭防止法
- 船舶安全法(中引火性液体類)
- 海洋汚染防止法施行令 海洋汚染物質(分類;Z)
酢酸エチルの用途
酢酸エチルは、塗料の希釈剤や接着剤の溶剤、アセトン同様除光液として使われている他、食品関係でも香料として使われています。
酢酸エチルの毒性
酢酸エチルは、既に記述した通り、毒物及び劇物取締法で医薬用外劇物にしていされる物質で、毒性を持つので扱う際はくれぐれも注意して下さい。
酢酸エチルを高濃度で摂取すると、目、鼻、のどに軽度の刺激、無気力感、眠気、視神経障害、意識喪失、肺水腫(肺に液体がたまる病気)などの症状が出ることがあります。また気体を吸い込むと、めまいなどをおこす場合もあります。
関連製品
カテゴリーから探す
キーワードから探す